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2006.12.24
ベリー・メリー・クリスマス

カメラ
 Pentax Ist-D
レンズ
 Pentax DA18-55mm F3.5‐5.6

(画像添付時に約30%に圧縮)

 我が家は、家人も私も宗教は仏教、宗派は「天台宗」なので、イベントとしてはともかく、正式な意味での本来の「クリスマス」には無縁だ。

 高校生の頃の一時期、プロテスタント教会に通っていたことがある。

 その時の動機は、ティー・ブレイクの楽しさとネイティブとの英会話が主で、勉強の意味が強かった。中学生の頃は、もう少し純粋で、宗教的な興味からカトリック教会の日曜日の礼拝に何度が出かけた。賛美歌を歌ったりもしたが、そのときはクリスマス・ミサにも行った覚えがある。だから、すこし踏み込んでいたのだろう。

 そんな訳で、<クリスマス>にはちょっとした思い入れがない訳ではない。

 しかし、今では、どちらかといえば宗教的な意味合いはすこぶる薄くて、単なる年中行事の位置づけで、他のイベントと特段変わらない季節の行事のひとつといったところだ。

今年のケーキ

今年のケーキはブッシュ・ド・ノエル
 このケーキの名前は<Buche de Noel>
 フランス語で、ノエルはクリスマス、
 ブッシュは 薪を意味する。
 
 クリスマスの薪(切り株)には、由来がある。
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表面にはマロンが飾られている。

実は、バタークリームの中には
ロールのカステラがあり、
その中にはマロンとクリームが入っている。

少し見えているのは、雪だるまのマシュマロだ。
手作り

 このケーキは、さいたま市が毎年クリスマスに実施している「親子料理教室」で家人と子供が作ってきたものだ。

 今回で3回目の参加であるが、競争率が高く今年は抽選に漏れてしまった。だが、キャンセルが出て、幸運にも滑り込みで参加が出来たのだ。

 確か、去年は<イチゴの生クリームケーキ>だったかと思うが、今年は<バタークリームのマロンケーキ>だ。

 「ブッシュ・ド・ノエル」という名前のケーキなのだが、北欧のキリスト教以前の信仰(冬至祭;さいたま新都心の「太陽のモニュメント」も同じ意味)に根ざした部分があるらしい。「樫の薪を暖炉に燃やすと一年中無病息災」でいられ、その薪をこのケーキで表現して一年の無病息災を願うらしいのだ。

イブの食事

前の日から脂を落とし、ハーブで味付けた鳥 ハーブで漬け込んだ鳥
イベント広場のツリー
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 子供は、自分で文字が書けるようになってからは、クリスマスの前にサンタクロースへの手紙を書いている。

 勿論、我が家には暖炉なんて無いので、手紙を燃やしてサンタクロースへ送ることは出来ない。事前に書いておいた上で、クリスマスイブの晩にテーブルに置いておく。サンタクロースがその手紙を回収するので、翌朝には無くなっているはずだ。

 手紙と一緒に置かれたクッキーとミルクも無くなっていて、変わりにプレゼントが置かれているので、サンタクロースが来た証になるのだ。

ジンジャークッキー

手焼きのクッキー

夜通し駆け巡るサンタクロースへの労い
のための手焼きのジンジャークッキー
イベント広場のツリー

 今年は、子供心にもサンタクロースの存在に疑問を持ったようで、「サンタクロースは本当はいなくて、その代わりをお父さんやお母さんしている」という認識をしたらしい。少し聞き込んでみると、「友達がみんな言っている」ということで、子供達の間ではその事がもっぱら暗黙の了解となっているようなのだ。

 これでは一大事なので、私はその考えを否定した。小さな頃、ラフレさいたま(新都心にある厚生年金のホテル)にサンタクロースが毎年来ていて、会いに行ったことを思い出させたのだ。

 疑惑でいっぱいのところ、ちょうど良いことに夕方のニュースでサンタクロースがトナカイのそりに乗って出発した映像が映し出された。そりにプレゼントを満載して雪原を疾駆する姿が、「今年は雪が少なくてそりで走るのが大変です」というナレーションとともにロングやアップで流されたのだ。

 「ほらね、サンタクロースは本当にいるだろう?」

 さらに世界40数拠点に張り巡らされたアメリカの弾道ミサイル防空監視網でサンタクロースの追跡を実施するというニュースまで流れている。司令官らしい人が、「サンタのそりはジェット機よりも高速なので、二カ国の空軍のジェット戦闘機が現在護衛をしています」とインタビューにコメントしている。(一晩中レーダーで追跡するのは大変だが、そのスケールの大きさが逆に現実的に思えてくる。)そのレーダ上でもちょうど北極点を出発したことが示された。

 ニュースで流れたそれらの姿を見て、今年は書かなかった手紙を、欲しいプレゼントを書き出してリビングのドアにテープで貼り付けた。

 「サンタクロースのノートに乗っている名前の前に、良い子のチェックのCマーク(Clever)が無ければだめなんだぞ。お前は、今年一年いい子で頑張ったのか?」との問いかけに子供は少し元気な声で「だいじょぶ、まあまあがんばったよ」と答えた。


 「だいたい今頃手紙を書いたって、もう出発してるから間に合わないよ。」となおも予防線を張った。なぜなら、サンタクロース宛に英語で書くからと言われて、私がスペルを書いて教えたゲームのソフト名は、前に「サンタさんには、ゲーム機と一緒にこれをおねがいする」と言っていたのと違うものだった。
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