「オート・キャンプ」が流行ったころに鉄板(実際には厚手のアルミ板)やガスのツー・バーナー、折りたたみ式のテーブルや椅子などを買ったりしたが、めっきりと出番が少ない。
ラバロック(溶岩石)をガスで熱して、遠赤外線で食材を炙り焼きにするグリル(「キャンピング・ガス」の製品)も持っていた。これで鶏肉を焼くとまさに絶品で、大変美味しかった。落ちた油が石に染みてそれが盛大に煙を出すのが唯一の難点で、楽しむ場所の選定を慎重にしなければいけないものだった。
そんな重装備の道具達の出番が減ったのは、「キャンプ」や「デイ・キャンプ」そのものを目的にした外出が少なくなったからだろう。
外で作る鉄板料理は主要な楽しみだけれど、外出の主役では無くなって来た。 若い頃ほど旺盛な食欲がわかなくなって来た事も、装備した道具類の出番が減った一因だろうか。
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