連日の真夏日で酷暑が続く。埼玉では体温に近いすさまじい気温が連日記録されているのだ。
この日も朝からすさまじい暑さなのだが、朝見たテレビ番組の「地井さんぽ」で昭和レトロを思わせる街散歩をやっていたのを見たのがいけなかった。私は、そこで紹介されていたポン菓子(ポップコーンのようにお米を爆ぜさせたもの)を食べた記憶が無いのだ。
なんだか我慢できないので、さいたまから一番近い、味のある町並みの<川越(かわごえ)>へ出かけることにした。
川越の市街は、多くの寺院や城(石垣のある城郭ではなく御殿)だけでなく、蔵や古い町屋が残っている。特定の地域にだけあるというわけではなく、広く市街全域に点在するので、多分戦災(遠くは戊辰戦争の戦火、極近くは第二次大戦の空襲)にあっていないのだろ。
クレアモール(駅前の繁華街)の通りにも、忽然と昔のたたずまいを残した店や家が現れる。典型的な町屋の作りだが、その中の何軒かは今も現役で商売をしているから、驚いてしまう。
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