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2008.06.15
川越で満腹になる(紫陽花の咲く神社仏閣を訪ねて歩く)

アクセス;
 川越;JR川越線(埼京線):川越駅から徒歩(一日500円の名所循環バスあり)


カメラ;
 Ricoh CAPLIO−GX100 24mm-72mmF2.4

  (画像添付時に約70%に圧縮)


 越生(おごせ)に出掛けるつもりだった。紫陽花がそろそろ見ごろか、と思ったのだ。

 川越までJRで出て、そこから東武東上線へ乗り換えるつもりで川越へ向かった。

 最初から乗り換え駅の川越では寄り道をするつもりだったが、結局、越生まで行き着くことが出来なかった。去年の新座(黒目川)での寄り道(2007.07.01 「黒目川:越生への寄り道(新座)」)と同じパターンだ。

近所の公園でのイベント

近所の公園を舞台に、中学のバンドがJAZZのスタンダードを演奏していた。

ソロのサックスなど、なかなか堂に入ったものであった。
カツ・カレー
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 NARUTOのコミック本をさがしているのだが、なかなか見つからないので、川越で探すという目標があった。

 経済感覚の鋭い家人によれば、コミックは古本でも同じ、と言うことで新刊ではあまり買っていない。すでに与野界隈の数軒の古本店は当たってみたが、どの店にも置いてなかったのだ。

 コミック本自体は、続けているスイミングのレッスンで特に頑張った場合や、認定級に合格した場合のご褒美としてしか手に入らない。自分の小遣いでも勝手に買うことは出来ない、というのが我が家のルールになっている。

 探しているコミック本は、そうしたご褒美であり、それが手に入る今日は子供にとっては「ハレ」の日ということになるのだ。

カツ・カレー
かつ丼
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 駅近くの割烹のランチを物色したが、値段が折り合わなかったようで「この店はパス」と言われた。その時点では「奢り」が判らずにいたので、好物が沢山乗っている海鮮丼なのに何故だろうと不思議であった。今日は特別な目論見があり、子供としては楽しみにしているようだ。父親の好きな物を昼食として振舞うつもりがあるらしい。

 その店を後にして、こんな質問をしてきた。
  「子供の頃に、好きだったものはなに?」
  「そうだなあ、小さい頃はかつ丼がご馳走で、一番好きだったなあ。次はカツ・サンド、かな・・・」

 家にいる時から「前にカツを食べたのは川口だっけ?川越だっけ?」と聞いて来たり、「川越って商店街がずっと続いていたところだよね」などと言っていた。その時から、もう昼は前に寄って食べた「カツの定食屋」と決めていた節がある。

 好物を聞いたのは、「カツ」という答えを覚えていたためだろう。期待にそぐわず、「中トロ」とか言ったら、どうするつもりだったのだろう。

結構辛い本格派
カウンターと5卓ほどのテーブルがある。

チェーン店のようだが、
カツのボリュームの割にはすこぶるリーズナブルで
庶民の味方的な店だ。
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階段の花園 朽ちる屋根

 古本屋さんで目的の本を見つけて、食事をするまでは、まだ、越生(おごせ)が目的地だった。

 子供はコミック本で満足し、私は食事で満足してしまった。しかも、もう歩けません、というくらいに二人とも満腹だ。

 「少し動かないと、もう、食べられないね」と言われても、遠くまで歩きたく無いし、しばらくは何も食べたくない状態であった。そんな訳で、越生に行くのはやめにして、川越で過ごす(2008.06.15 「喜多院に咲く紫陽花」)ことにしたのであった。

町屋(古い商家のつくり)
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 川越の街(2007.08.14 「菓子屋横丁(川越)」)には、団子屋さんが何軒もある。蔵のある通りに行くと、僅かの距離の中に何軒かがまとまっている。

 いろいろと食べ歩きができるが、今日見つけたのは、コロッケ屋さんだ。美味しそうなメンチやコロッケなどが店頭に並んでいる。満腹でなければ、早速何枚か買って歩きながらガブっといくところなのだが・・・。

歴史溢れる和菓子屋さん(文久3年) 谷中コロッケに匹敵する
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大銀杏のある稲荷 途轍もなく太い大銀杏

 クレアモールを抜けて住宅街を歩いた。

 「今日行くところは、あと、どのくらい?」と言い始めた。そろそろ危険信号だ。少し、疲れたらしい。アイスは電車に乗る前に食べてしまったので、もう、買ってもらえないと考えているようで、要求してこない。

 仕方が無いので、いつもの元気の出るおやつを取り出した。行きがけの大宮駅(エキュート)で必ず買う「無印」の梅味のお菓子の類だ。今回は「練り梅」や「干し梅」でなく、「梅こんぶ」。

 「こういう、酸っぱい物が無いと、歩けなくなるよね」と呟かれたが、少し困ってしまった。まるで、オヤジのようなセリフではないか。梅味の特効薬はこの一袋しかないが、他に「塩せんべい」も買ったので、元気を出すためのおやつに関してはまず大丈夫だろう。
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喜多院 寺域内に咲く紫陽花

 喜多院の空堀は、地面から3mほどもあるだろうか。

 楽しいので、底に降りて堀の中を歩いてみた。場所によっては5・6m程の斜面があるが、そうした部分はお堂がある丘などの下であった。

 「修行!」とか言いながら、見ている間にぐんぐん登っていってしまった。

 一体何の修行かは判らないが、その元気を少し取っておかないと帰りの歩きが辛いぞ、と思うが、子供は目の前の冒険に夢中だ。

紫陽花 喜多院の五百羅漢

紫陽花
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東照宮の参拝堂 東照宮の休憩所

 喜多院にも東照宮(2007.05.03 「荒川ポタリング(川越)」)にも、それぞれ幾つかの売店がある。

 団子やラムネ、おでんやアイスなどが楽しめる。大分歩いたのであるが、まだ、昼の余韻が残っている。何か食べる、という気持ちが起きないのは幸いだ。一軒ずつ寄って食べていたら、すごいことになる。

 なかには、食べることで運気が開けるという嬉しいおまけがついている店もある。運気が開けるだけでなく、にわかに出世までしてしまって、果たして良いものかどうか・・・。

林の奥で咲く山紫陽花
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いつもの寄り道 大好物

 帰りにいつもの「焼き鳥屋」さんへ行った。

 行くと言うより川越駅のすぐ近くなので、ぐるぐる歩いてやっと帰り着いたというところだろうか、気分としてはそんな感じだ。いつものように、とり皮、ハツ、ねぎ間、などを今回はいつもより少なめに6本ほど、勿論「塩!」で焼いてもらい、お土産にする。でも、我慢できずに、川越駅のデッキでつまみ食いをしてしまった。程よく疲れた体に、これがまたたまらなく美味しいのだ。「つまみ食い」や「買い食い」は少年時代と変わらない、時間や場所を越えた楽しさがある。夕方のデッキの階段であるが、こころはデッキの喧騒から離れ、別世界にさまよう。至福のときだ。


 駅から見える店の壁面には、大きな看板があった。子供いわく、「お仕事に苦しんだあとは・・・」、苦しんだではなく、「ごくろうさま」といっているのだが・・・。

 中年オヤジの心の奥底を読んだようなセリフに、私はドキリとした。

 過日、評判の「キッザニア」(豊洲にある)に行って「勤労の喜び」とその「対価としての報酬を得る楽しさ」を味わって来たようだが、折角の家人の試みを無にするような、仕事は参るな、とか、・・会社が無くなればいいな、と愚痴ってしまった私の配慮の足りない言葉が、子供の中に刷り込まれているのかも知れない。

大好物をパクリ 入園試験で答えた好物は「鳥皮」
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