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散歩の途中で

 散歩の際には、小さなスケッチブックと携帯用の固形透明水彩絵の具を用意している。

 いや、常にではない。スケッチのセットよりもコンパクト・カメラの方が、必ず携帯していると言っても良いかもしれない。旨いものに出会った際は大抵その写真を撮るので、スケッチすることよりは圧倒的にデジタル画像に残す事の方が多いだろう。たとえば、公園へ花を見に行くとか、木々が色付き始めたから、と出掛ける際にはスケッチになるようだ。

 そうは言っても、絵を描く頻度は極端に低いので、2005年からのものを掲載しても、この紹介ページ程度にしかならない。もう少し、「日常的に描きたいものだ」と願ってはいるのだが、なかなかそれを実現できずにいる。

四谷、外堀の土手に続く桜並木  (仕事の途中の昼休み、散歩の際に '04.04)
 四谷、外堀の土手に続く桜並木
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与野公園の薔薇
 (子供が母の日のプレゼントとして描いたもの '05.05 )
 与野公園の薔薇
与野公園の薔薇

 (子供がプレゼントとして描いたもの '06.05 )

<与野公園の薔薇 スケッチ  のんびり 行こうよ: <20060514;紅い薔薇咲く公園にて

 与野公園の開園は明治10年で、大宮が鉄路の中心都市として発展するよりもずっと前の話になる。

 都市型の大規模公園内の一画を締める「バラ園」に咲く薔薇は2000本を誇り、このあたりでは有名な名所であり、花好きな家族連れや写真を趣味とする人達が数多く訪れる場所だ。

 毎年、5月20日前後の土・日曜日が「与野公園 ばら祭り」で、これはお祭りだから、普段は静かな公園がひどい人混みとなる。バラを観るのか、人を見るのか、といった具合。このため、模擬店を楽しみ、前週にゆっくりとバラの花を楽しむ事にしている。

 ’05辺りからの数年、子供と二人でスケッチブックを片手に公園を訪れていた。子供がまだ小学校低学年であった頃だが、母の日のプレゼントとして薔薇のスケッチを送っていたためだ。

与野公園の薔薇
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神田明神 拝殿 '06.04  (打ち合わせ先の外神田での仕事前の朝にスケッチ)
神田明神
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霧敷川の土手に咲く、キバナショウブ 

  のんびり 行こうよ: <20060610;霧敷川>

霧敷川の土手
 今は政令指定都市「さいたま市中央区」になったが、<三市(後に岩槻市を含めて四市)合併>前の大宮、与野、浦和を跨いで流れているのが、霧敷川(きりしきがわ)だ。

 川の始まりの状況は良く分からないが、北与野駅までは、その様子はまだまだ小川にすぎない。

 単なる小川だったものが、「与野本町」駅くらいから大きな川へ変化し、駅から先の流域では、凶暴な都市河川となってしばしば氾濫して床上浸水などの被害をもたらしている。

 普段の、大宮から与野までの小川としてのこの川は、そんな濁流として流れる凄まじい姿など、とても想像できないほどに穏やかなものだ。

 土手 ―川自体が路面から掘り下げられているので本来の意味での川土手は無い― のすぐ横に細い道が岸の両側あるいは片側に通っていて、川沿いを散歩する事が可能だ。

 そこでは、白サギが休んでいたり、流れの中で鴨がゆったりと浮いていたり、信じられないほどの大きさの鯉がのんびりと泳いでいたりする。

 霧敷川は花咲く小川の主役であるが、実は与野には、新国道脇を流れるもうひとつの小川がある。

 こちらはずっと小川のままで、中浦和駅あたりで先の霧敷川に合流する。

 スケッチは、与野駅辺りのそうした新国道脇の小川で見事に咲くキハナショウブの様子を写したものだ。
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<上尾丸山公園のスケッチ  のんびり 行こうよ: 20070616:花菖蒲・あやめ・睡蓮・紫陽花(丸山公園)

 上尾「丸山公園」は、手軽に花が楽しめるので季節ごとに何度も訪れるが、管理が行き届いていて気持ちが良い場所だ。

 上尾市が「さいたま市(大宮、浦和、与野の三市が合併)」に統合されていたとしたら、多分こうはいかなかっただろう。上尾と伊奈との合併の話があるようだが、合併などせず、当分はこの状態が続いて欲しいものだ。

 スケッチは丁度、池の脇で桜が満開となった頃の様子を写したものだ。   2007.03.31;上尾 丸山公園の桜 スライドショー

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<鴨川周辺のスケッチ のんびり 行こうよ: 20070331;霧敷川の桜(与野)

 「霧敷(きりしき)川」は、我が家から徒歩で数分ほどの所に流れているのだが、家から国道17号バイパスを挟んだ向こう側に行くと「鴨川(かもがわ)」という少し大きな川がある。

 こちらは霧敷川とは比較にならない川幅を持つ立派な河川の様子を示している。そこは川幅だけでなく、流域にはさまざまな施設が整備されていて、川とそれを取り巻く自然を存分に利用してやろう、という積極的な姿勢がうかがえる。

 旧与野市あたりでは、やはり以前(2006.09.24; 「彼岸花の様子、水辺の里」)に紹介した「水辺の里」や「風の公園」、その周辺にある野鳥観察用のウッドデッキやトーチカ(テレビドラマ ― コンバット世代ならお分かりか・・)、などが川沿いに展開されている。

 流域には遊歩道が整備されていて、川沿いのかなりの距離を自然観察しながら歩くことが出来る、様々な仕掛けが施されている。

 土手に咲く桜をスケッチしたのは鴨川べりに作られた「三橋総合公園(運動公園が中心)」だった。

 この公園には、野球場やテニスコート、体育館、温水プール、フィールドアスレチック、などの充実した施設が整備されている。

 それらの施設と川べりとの間に水門と調整池があり、池の周辺には大きな芦原がある。芦原の外周には、木組みのデッキ状の遊歩道が巡らされている。実はこの葦原の深部は立ち入り禁止区域となっていて、そこに二箇所の<カワセミ営巣地>があり、行政の手で保護されているのだった。

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<鴨川周辺のスケッチ のんびり 行こうよ: 20071020:初秋の散歩にて(鴨川)

 鴨川べりでは帰化植物のセイタカアワダチソウが盛んに咲いていた。

 この花の評判はひどく悪いが、八神純子さんのデビューアルバム<思いでは美し過ぎて>の中に「♪セイタカアワダチソウ」という曲で主役を張っているんをご存知だろうか。

 もう遥かに遠い時代となってしまった30年も前の曲だが、「♪せいたかあわだち草の 眩しい輝きは あなたの まなざしそのものです」 「せいたかあわだち草の かすかなつぶやきは あなたのやさしさ そのものです」 という 印象的な歌詞がゆったりとしたメロディに乗って流れる。

 実際のセイタカアワダチソウは、その頃はまだそれほど見かけることは無かった。

 さすがに帰化植物だけの事はあって生命力や繁殖力は頗る旺盛だ。今ではすさまじい勢いで川原だけでなくそこらじゅうに咲いている。

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<大宮公園のスケッチ のんびり 行こうよ: 20080330:桜に染まる大宮公園

 大宮公園の「第二公園」には梅林(2008.02.17 「雨水に咲く梅」)があり、桜並木もある。花が美しく手軽な場所なので、この時期になると毎年訪れている。

 家からも程近く、ちょっとした気分転換をするためのピクニック(2008.03.30 「大宮公園で桜を楽しむ」)の候補地としてはぴったりで、自転車で一漕ぎで行き着く事が出来る。

 第二公園は、全体が遊水池のような広大な堀状になったもので、そこを取り巻く土手の周りが遊歩道になっている。梅の時期に紹介した「香りロード」。その歩道に沿って、沢山の桜が植えられている。

 市民の花見を意図して植えられた「ソメイヨシノ」で、実にその、あふれ出すように咲き誇る様子は壮観だ。

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<天高く馬肥ゆる秋のスケッチ  のんびり 行こうよ: (20091012:鴨川 「水辺の里」 の秋)

 「お昼は外で肉を焼いて食べよう」、それが昼食時間を間際にした子供の提案 だった。

 私達は時々、登山用の携帯ガス・バーナーを持ち出して、戸外で食事をする。それは公園でのお花見の時といった場合が多い。 ここで言う「花見」の花というのは、いわゆる「桜花」だけを指さすのではなく、実は様々な花を愛でる対象としたものだ。

 「梅」、「桜」、「紫陽花」、「コスモス」などの季節の花々がそれで、その可憐な様子が愉しみで、花咲く時期に公園や川岸などへ見に出かける。車での場合もあれば今回のように自転車での場合もある。同じ花でも野草の場合、「スミレ」や「カタクリ」や「ミズバショウ」などを観に行く場合には、「花見に行こう」と言うことは少ない。

 さて、花より団子。なりものが美味しい季節になってくると、その美味しいものをふとスケッチしたくなってくる。柚子の実であったり、香りの高い茗荷であったり・・・。

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<大宮公園で咲く梅の花
    のんびり 行こうよ: 20070304;春を告げる (大宮第二公園)
    のんびり 行こうよ: 20080210:立春に香る(大宮第二公園の梅) >


 さて、大宮公園は、武蔵の国 一の宮「氷川神社」や野球場を中心とした都市公園の施設だ。球場や桜林のある「第一公園」から、広大な見沼田んぼ側に広がる部分に「第二、第三公園」がある。 分断したような名前になっているが、それらはほぼ繋がっていて、全体の規模としてはかなり大きな公園だ。

  「第二公園」には池や菖蒲園や梅林がある。その梅林では、白梅、紅梅、枝垂れなど、数種の様々な姿をした花を着ける梅が楽しめる。ちょうどこの頃に公園では「梅まつり」が開かれ、茶室での日本茶の振舞いや駐車場を利用した市民参加のフリー・マーケットが横で開かれて、ひときわ賑わいをみせる。

 ところで、さいたま市の近郊に咲く梅の花は、と思ってみると、やはり有名なのは「越生(おごせ)(2006.08.14; 「涼を求めて 越生、黒山三滝」)」の梅林あたりが最右翼となるのだろうか。

 その広大な梅林は、「黒山三滝」へ向かう途中の「越辺(おっぺ)川」沿いに広がり、雰囲気のいい場所にある。故郷、群馬の西部にある安中(あんなか)市には「秋間(あきま)梅林」という広大な梅林があり、妙義(みょうぎ)山の斜面に広がる様子が圧巻だ。榛名(はるな)山腹の梅林や箕郷(みさと)梅林もやはり壮観で、私のなかで「梅林」というときにはこれらがイメージとして思い浮かぶ。  それは斜面に幾重にも続き、白い花が視界を満たす様子で広がる、実に美しいものだ。

 残念ながら、大宮公園の梅林は斜面に展開しているわけではなく、<林>とはいうものの、その規模は有名処の梅林とはまるで比較にならないもので、いたってミニサイズなのだった。

 だが、木々の間には芝生が植えられていて、林の中は自由に寛げる状態になっている。花を楽しんで「のんびり」するには、むしろこちらのほうが良いかもしれない。

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