子供神輿には、高学年向けの神輿と、低学年・幼児向けの引き物(飾り太鼓)がある。これを曳きながら、町内を3時間弱かけて回るわけだ。
途中何箇所かに設けられた休憩所(地元の企業が後援して用意している)が、実は子供達のこの日一番の楽しみだ。
そこでは、お代わりが自由なジュースやアイスやスナック菓子、冷えたきゅうりやアンパンなどが振舞われる。
出発が午後の一時(いつもこの時刻の設定には疑問なのだが)のため、炎天下―16日のように小雨交じりだと救われる―を歩くため、みな最後には脱水状態に近くなる。ところどころの休憩では、いままで曳いていたよりもさらに瞳を輝かせて、こんな元気がどこにあったのかと想うような勢いでそれぞれ休憩所(接待所)で振る舞われるジュースや麦茶、ゼリーやアイスに飛びつくのだ。
コース(地域の路地)を回ってるうちに暑さで元気がなくなって来るが、自分の家が近くなると、どの子供もひときわ元気を取り戻す。家々の前に出た見物の人を意識するのだ。
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