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2009.09.27
箱根の秋を楽しむ(今回の旨い物)

アクセス;
 三浦海岸;京浜急行  横浜;JR東海道線 湘南新宿線

カメラ;
 PENTAX K−10D

 RICOH CAPLIO GX−100 24−72mm

レンズ;
 PENTAX DFA100mm F2.8 MACRO


 わずか一泊二日だけれど、初秋を満喫するために箱根へ出掛けた。いつもの健保の宿(のんびり 行こうよ 2007.05.20 「鋸山ハイキング(浜金谷)」)(2009.09.13 「三浦海岸の浜遊びと横浜 街歩き」)が木曜日に夕方にキャンセルが出ているのを見つけて、運よくとる事が出来たからだ。

 箱根へは随分と行っていない。前回の訪問はもう5年も前になるだろうか。古い観光都市だから代わりようがないが、ロープウェイや海賊船などの設備は更新されて新しくなっているようだし、見学できる関所跡などはリニューアルされたらしい。


  本編となる旅行記は
   のんびり行こうよ 2009.09.27 「箱根 秋を楽しむ」

  小田原の街散歩を中心に二日目は、
   のんびり行こうよ 2009.09.28 「すすきが揺れる仙石原と小田原街散歩」

で紹介している。


さて、今回の旨い物。
いろいろ食べて満足しているが、そのいくつかを紹介してみよう。
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新宿エキナカで買ったお弁当

<小田急ロマンスカー車内でのお弁当>

 沼津より直送の「鯵の押し寿司」が美味しいが、車内販売は10時30分新宿発の列車以降なので、早い時間に乗る箱根へ向かう列車では購入できない。

 オーソドックスなものだけでなくロマンスカー限定の各型式の車両をかたどったケースに入った弁当がある。お土産としてケースを持ち帰れるので、子供達や一部マニアには人気があるらしい。

 今回の出発は新宿駅だったので、エキナカにあるLUMINEの「アール・エフ・ワン」で美味しそうなお弁当(「20品目SOZAセット」)を買った。その隣、いつもは通勤時に利用している「成城石井」で家人推薦のパンも買い込む。このパンは「ライ麦」で中にくるみが入っているようだ。

 弁当は美味しそうなローストビーフが数枚、乗っていた。車窓へ眼をやって景色に気をとられ、弁当の写真を撮ろうと思ってカメラを出した隙(それは瞬くほどの間なのだが)に無くなっていた。子供が食べてしまったのだが、開封とほぼ同時の早業だった。

お勧めのお弁当 どちらかというと熱海の名物の印象が強い「鯵の押し寿司」
東華軒」は熱海よりむしろ小田原が本筋だという。

鯵の押し寿司の弁当は数件あるが、
小田原「東華軒」の場合は、「小鯵」のとされている。
心憎い限り・・・。

鯛めしは「そぼろ」で好みが分かれるが、押し寿司がやはりお勧めだ。

ほかにも「炙り金目鯛」という美味しそうなものもある。
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大涌谷の名物:黒たまご 大涌谷の名物:黒たまご

<大涌谷の「黒たまご」>
 
 大涌谷では噴出する硫黄の熱を利用してゆで卵を作っている。「黒タマゴ」がそれだ。

 その昔、玉子はもっと硫黄の匂いがした記憶がある。黒く変色した殻は、今では何の匂いも無いが、昔のそれはとても硫黄臭かった記憶がある。だから、これを食べると実にご利益がある気がして、ありがたい食べ物に感じられたものだ。あの体に良い温泉の、その成分である硫黄を直接取り込んで、天然温泉が持つ効能を我が物にしたように思えた。
 
 今も、販売店には「ひとつ食べれば7年長生き」と書かれた幟が立っている。店の裏手、噴出口への遊歩道の入り口脇には「延命地蔵」のお堂がある。その横に座って延命を願いつつ、美味しく頂いた。
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大涌谷にて

<大涌谷の新たな名物 「黒XX」>

 最近、他の物も増えたようだ。「黒ラーメン」「黒カレー」。

 中でも特筆ものは「黒ピーナツ」。一粒食べると止まらなくなるが、これは実に美味しかった。

大涌谷にて 大涌谷にて
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<健保の食事>

 夜の食事は、「宮城野(みやぎの)」の頃は部屋出しであった。しかし、リゾートホテル風の新しい保養所では懐石料理の伝統は受け継いだが、大きなダイニングで食事をするように変わった。まあ、規模が変わったのだから、手間を考えれば当然だろう。

 「三浦海岸(みうらかいがん)」では鮮度の高い三崎のマグロが楽しめるし、「金谷城(かなやじょう)」でも地元の漁港で買い付けた新鮮な魚が売り物だ。

 ここ箱根も海が近いので魚が美味しいが、海岸ではなく懐深い山中だ。そういうこともあってか、メインは「ヒレ肉」の鉄板焼き(ステーキ)だった。和食の懐石料理だが、ボリュームは満点だ。

 特別料理(とはいえ格安)で別に刺身や船盛りなども頼めるし、グルメコースへの切り替えも出来るが、一般食で充分だった。

秋の風
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健保の食事 健保の食事

ちなみに今月のメニューは以下の通りだ。

 先 付: 茄子オランダ煮 木の芽
 前 菜: 秋刀魚柚庵 若鶏巻織 水菜のお浸し 帆立生姜煮 紅葉パン 菊花蕪
 御 椀: 鰯つみれ汁 長葱 紅葉人参 生姜
 刺 身: 鮪 鯛 烏賊 サーモン 甘エビ あしらい一式
 焼 物: 鰆丹波焼 干柿バター 恥神
 煮 物: 蕪 海老芝煮 菊菜 柚子味噌
 揚 物: 秋鮭天婦羅 二見椎茸 海老ポテト アスパラ
 台 物: 牛すき焼き 玉ねぎ 焼豆腐 白滝 エリンギ
 酢 物: 鯖菊花巻き 若布 蛇腹胡瓜 土佐酢
 食 事: 白飯 香の物 赤出汁
 水菓子: 蓬おはぎ 幸水 無花果ワイン煮

健保の食事 健保の食事
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子供の料理は「ミニ懐石風」とあり、こちらも美味しそうなもの。

健保の食事(子供用ミニ懐石風) 健保の食事(子供用ミニ懐石風)
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健保の食事(霧の出る朝のダイニング)

 朝は、ビュフェ・スタイルになる。

 窓を広く採ったダイニングからは、向かい側の山の斜面が広がり、箱根の雄大な景色が楽しめる。この朝は霧が出て山頂は見えなかったが、紅葉の時期などはまさに絶景だろう。そんな美しい自然も楽しんでゆっくりと食事が出来る。

 和・洋・中、と自由に選択できるし、量もお好みなので、こちらも楽める。今回は、初めに和風、次に洋風、というか お代わり2回分を楽しんだ。

健保の食事(朝の一段目:和風) 健保の食事(朝の二段目:洋風)
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箱根のしずく 小田原名物の蒲鉾

<鈴廣(すずひろ)の「蒲鉾」>

 童謡にある「提灯」だけが小田原の名物ではない。焼津や熱海などと同じく駿河湾から揚がる海産物が名物だ。

 鮮魚が美味しいのは当たり前で刺身や寿司は逸品だ。鮮魚とは違うが新鮮さや素材が味の違いなのだろう。練り製品が逸品だ。これが「干物」と同じくこの土地の文化というものだろう。

 元来私は練り製品が好きなたち(極め付きは「魚肉ソーセージ」まで大好き)なので堪らない。板に乗った昔ながらの蒲鉾が美味しいし、表面に焼きが入ったものも秀逸だ。他に竹輪、薩摩揚げ、がある。これも答えられない。

 箱根湯本や箱根町でも売っているが、できれば、小田原の隣、「風祭(かざまつり))駅」前にある本拠地「鈴廣 かまぼこの里」へ行ってみたい。大きな工場に隣接して直売所、レストラン、それに博物館までがある。

 私が今回買ったのは、JRの小田原駅前にある直売所だった。多くの客が立ち寄って見る間に売れていく。蒲鉾は旅行中沢山食べたので、自分へのお土産として店で二番人気という「焼きちくわ」を買った。もちろん蒲鉾が一番の人気だが、白ちくわと焼きちくわの二品も劣らぬ人気があるという。

 同じく自分用に宿で買ったお土産の本醸造の生酒「箱根のしずく」で愉しもうと思っている。
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芦ノ湖畔の温泉饅頭 芦ノ湖畔の温泉饅頭

<温泉まんじゅう>

 箱根関所跡まえで「温泉まんじゅう」を食べる。

 「温泉まんじゅう」は群馬の草津や伊香保でも名物だ。要は温泉が有名なところでは「温泉まんじゅう」も美味しくて有名、なのだろう。那須の塩原などにも美味しい温泉饅頭がある。

 箱根のものもご同様の仕様だが、餡も皮も美味しいものだった。渋いお茶が欲しくなるので、できれば食べ歩きではなく店で食べるほうがよさそうだ。
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芦ノ湖畔:腸詰屋

<芦ノ湖畔 の 腸詰屋の「ソーセージ」>

 自家製のハム、ソーセージを売る店「腸詰屋」。こちらは人気が高くて、店内ではそれらを使って食事が出来るが、勿論お土産だけを購入する事も出来る。

 高原には、ハムやソーセージが似合う。牧場が合って、良質の肉が手に入るためだろうか。那須高原や赤城高原などでは、やはり大変美味しいソーセージやハムが楽しめるが、この店もひと際だ。

 ハムはどれを食べても美味しかったが、特にサラミがいい。

芦ノ湖畔:腸詰屋 芦ノ湖畔:腸詰屋
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小田原城  伊藤園の抹茶ソフト

<伊藤園の「抹茶ソフトクリーム」>

 静岡はお茶処で、私は藤枝産のお茶が大好きだ。その茶の国、駿河の入り口に当たる小田原では抹茶を利用したアイスがある。

 これは、駅に隣接したデパートの売店のものだが、香料や甘味料による香りつけではなく茶会などで利用する本格的な抹茶を利用しているという。
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<駿河湾の「干物」>

 朝食で食べた干物は、さすがに美味しかった。

 駿河湾の奥、焼津などでは桜海老やかつおやマグロなどの鮮魚を食べたいが、小田原のイメージは干物だろう。海に面していても干物が名産品だが、勿論、「鯵の押し寿司」などもあるし、数種の地物を載せた豪快な海鮮丼なども楽しめる。

 そんな環境の中で、渋く「干物」というところが文化を感じさせるではないか。「えぼ鯛」「鯵」などの名物になっている地物や、ここで水揚げされるかどうか判らないが「秋刀魚」なども美味しい。


 干物は、やはり小田原市街の「山安(やまやす)」でお土産にした。種類が豊富な上に、鮮度が高いので、味が一段異なるからだ。

小田原、山安の干物 炭火の七輪で、自分で干物を焼く。すごいシステムの試食。

こんなお店の干物がまずいはずがない。
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