
(2006.11 撮影)
夜の9時過ぎ。
ホテルからも程近い「遼寧街夜市」への入り口になる街角にて。
大通りに面した歩道に調理場を出していた店で海鮮鍋をお願いした。
何軒かこうした店に親しんだが、どんな質素な店の構えでも、日本のちょっとした中華料理店で出される品物よりずっと美味しいのは一体どうした訳だろう。
しかもどこの店の値段も随分と安かった。実に嬉しいことだった。
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奥にはテーブルと丸椅子があり、多くの地元の人が食事をしていた。
その店はテイクアウトも出来るようだったので、「持ち帰り」をお願いした。
寄り道せずにホテルに帰って、温かいうちにそれを食べた。
通りに面した歩道上に調理場を出して料理する様を見せるような店の造り、そうした食の店を市街では多く見かけた。
言わば屋台店の発展形といえようか。
台北の路上にある屋台店やこうした簡易的な姿の店を、日本の祭りの模擬店や海の家などと同じに考えたら大きく間違える。
地元の人で行列が出来ている屋台へ行けば、どの店の味も一級品である事が保障される。
何故なら普段の食事も外食が多い地元の人達の味覚や価格感覚には、まず間違いが無いからだ。
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